事業報告

VFR促進企画| Myおもてなしコンテスト

はじめに

昨年度からアフターコロナを見据え、広島空港振興協議会とディスカバー東広島ではインバウンド戦略の一環としてVFR(Visit Friends and Relatives)促進企画を連携して実施しています。

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広島県空港振興協議会と連携した海外プロモーション

今回はその一環としてご家族やお友達が母国から広島県へ来訪された際に『おもてなし』したい観光スポット等を東広島在住の外国人の方々が発表するプレゼン大会を実施しました。

母国にいる大切な方々への『おもてなし』の想いが強く感じられ、広島県の魅力を盛り込んだ内容を発表された方に対して、ご家族等が実際に来訪された際の旅費を最大20万円分サポートする企画となります。

目的

今回のVFR促進企画の目的を以下に設定し、企画内容や関係団体との調整を進めました。

  • VFR市場ニーズを把握することで東広島ならではのインバウンド戦略を促進させる
  • 市内在住外国人の方々が主体的に市内や県内の観光スポット情報を入手することを促進し、VFR機運を醸成する

企画概要とワンポイント

実施日 2023年1216日(土)10時~12
場所 広島大学ミライクリエ
発表者 4か国(中国、アルゼンチン、ベトナム、インドネシア)5
選考 ①書類審査、②プレゼンテーション
LP 日本語 https://east-hiroshima.info/news/news/news_20231011

英語 https://east-hiroshima.info/news/news/news_20231024

主催 広島空港振興協議会
 共催 ディスカバー東広島
 後援 広島大学 Town & Gown Office

外国人市民の参画促進と県内消費促進

企画趣旨に沿った発表をされた方に対して最大20万円分のサポートを行う内容とすることで、外国人市民の方々の企画への参画促進を図ると同時に、広島県内の観光に関する消費(宿泊費や体験費用等)に対する事後のサポートとし、地域経済の活性化にも寄与する内容としました。消費促進に関する条件設定は景品表示法の観点から難しい部分もあったため、消費者庁に問題がないか照会を行いました。

継続開催を見越したプロモーション

2言語対応

日本語よりも英語の方がスムーズにコミュニケーションを行える外国人市民も多いため、企画に関するLPやチラシは日英の2パターンで作成し、書類審査やプレゼンテーションも日英の2言語を対象としました。実際に、プレゼンテーションに進まれた5名中3名が英語での発表となりました。

オウンドメディアの発信力強化とアンケート収集

日英で作成したLPをディスカバー東広島の外国人市民向けLINE公式アカウントのメニュー欄にリンク掲載し、当企画に関するプロモーションはその公式LINEURLを外国人市民の方々に案内することとしました。

こうすることでLINEを介して応募者とスムーズに連絡を取ることを可能にするだけでなく、外国人市民の方々との繋がりを形成し、アカウント登録者数は100人から142人へと増加し、オウンドメディアの発信力強化にも繋げました。

プロモーションでは留学生や外国人市民との繋がりが強い広島大学グローバル化推進グループ、東広島市教育文化振興事業団にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

また年次で行っているVFR市場動向アンケート調査」に回答した応募者に対して加点を行う旨、LPに記載することで動向やニーズに関するデータを取得し、VFR施策のブラッシュアップや効果検証材料としました。

プロモーション素材収集とパブリシティ

継続開催を見越し、次回利用できるコンテスト風景画像や動画素材を収集するため、主催者のHPSNSで写真データ等を掲載する旨、LPで事前に記載しプレゼン大会当日にも発表者の方々に改めて同意取りも行いました。

またディスカバー東広島にアルバイトとして勤務している広島大学の留学生にも当企画の準備段階から参画してもらい、当日のコンテスト風景を記事化して次回LPへ掲載する予定となります。

受賞された通過者の方々の書類選考時の回答やプレゼンテーション時の動画も次回LPに掲載することで、企画趣旨をより明確に伝え、実施目的に沿った内容へとレベルを上げて行けるように計画しました。

広島空港振興協議会とディスカバー東広島の連名でプレスリリースも行い、連携した取組に関する認知度向上も図りました。

おわりに

企画の認知度形成

今回の応募者数は8名に留まりました。認知度やプロモーション素材不足の他にも、コンテスト実施時期やサポート条件(年度区切り、航空券には充てられない)なども応募の障害となった可能性があるため、公式LINE等から外国人市民の方々にヒアリングを行い、より良い内容に向けた改善を行っていきます。

大学等との継続した連携や今回で登録者数を4割ほど増やすことができたオウンドメディアからの発信、市内で外国人市民が良く利用される飲食店との新規連携によってプロモーション効果を高めていきます。

また「訪れるべき場所がわからない」というVFR促進する上での課題にも対応するため、当企画と並行して市内観光スポットの認知を高め、SNSからの情報拡散を目的としたバスツアーも継続して実施していきます。

↓↓外国人市民の方々向けバスツアー↓↓

VFR促進企画|ホタル観賞ツアー

効果検証と周辺市町との連携強化

VFR市場動向アンケート調査」から得られたデータを活用し、ディスカバー東広島のVFR促進施策の効果を引き続き検証していきます。また周辺市町の関係団体との連携を強化して当企画を継続実施することで、東広島の特色を活かしたVFR施策が周知・定着し、広島県の観光消費額の向上に貢献することを目指していきます。

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