事業報告

VFR市場動向調査 2022

はじめに

インバウンド需要の回復を見込み東広島の特色を活かしたVFR促進企画を2023年から本格的に開始させ、外国人市民の方々を対象としたバスツアー(4)や第1回「Myおもてなしコンテスト」を実施しました。

 ↓↓具体的なVFR促進企画はこちら↓↓

VFR促進企画|ホタル観賞ツアー

 今後のVFR促進企画のブラッシュアップや費用対効果の検証をデータに基づいて行うため「2022VFR市場動向に関するアンケート調査」を実施し、その結果を今回の報告書でまとめています。

アンケート集計結果

回答者数 47名
回答者国籍 20ヵ国 (フィリピン、インドネシア、ウズベキスタン、ミャンマー、中国、ベトナム、コロンビア、スリランカ、カンボジア、ドイツ、モザンビーク、キルギス、フランス、フィンランド、バングラデシュ、シリア、タジキスタン、マレーシア、インド、台湾)
設問言語 英語

【設問12022年、あなたに会いにご家族や親戚、友人が日本に来られましたか?

【設問2】来訪された方の延人数と平均滞在期間はどれくらいですか?(【設問1】で「Yes」と回答した方のみ)

  • 5
  • 2 people, 2 weeks
  • 2people one year

【設問3】ご家族や親戚、友人はどこに泊まりましたか?(複数選択可) (【設問1】で「Yes」と回答した方のみ)

【設問4】ご家族等が日本に来た際に東京や大阪、原爆ドームや宮島などの観光地以外にも広島大学キャンパスや東広島市内のお出かけスポットを訪れましたか?(【設問1】で「Yes」と回答した方のみ)

【設問5】具体的に訪れたスポットは?(【設問4】で「Yes」と回答した方のみ)

  • お酒祭り 広島大学

【設問6】それらのスポットへの移動方法は?(複数選択可) (【設問4】で「Yes」と回答した方のみ)

【設問7】ご家族等が来訪されるにあたりどのような障壁がありますか。(複数選択可) (【設問1】で「No」と回答した方のみ)

【設問8】もしもご家族等が日本を訪れる場合、いつ来てほしいですか? (複数選択可)

【設問9】ご家族等と東広島を観光する(した)際の懸念事項は?(複数選択可)

【設問10】日本滞在期間

1年未満 8件(17.0%)
1年以上2年未満 3件(6.3%)
2年以上3年未満 11件(23.4%)
3年以上4年未満 11件(23.4%)
4年以上5年未満 5件(10.6%)
5年以上 8件(17.0%)
その他 1件

【設問11】職業

学生 37件(78.7%)
社会人(エンジニア、教師等) 10件(21.3%)

【設問12】日本での自家用車所有有無

【設問13】日本語レベル

おわりに

現状把握と消費額UPに向けて

VFR促進企画を実施していないタイミングで且つ、コロナ禍となった2022年のご家族等の訪問率は6.4%(3)に留まりました【設問1】。

今回のアンケート調査結果のみでは宿泊先の傾向を把握することはできませんがVFRの特性から外国人市民の自宅等に宿泊する割合が高いことが考えられます【設問2,3】。

広島県を訪れる外国人観光客は大阪等からの日帰り観光割合が高くなるものの、費目別消費単価は以下の通り、「宿泊費」が最も高い値となります。

宿泊費 1.5万円(41.6%)
飲食費 0.9万円(25.0%)
買い物代 0.3万円(8.3%)
娯楽等サービス費 0.1万円(2.7%)
交通費 0.1万円(2.7%)
団体・パック参加費 0.8万円(22.2%)

(出典元:観光庁2023年「訪日外国人消費動向調査」)

市内宿泊施設への滞在による観光消費を見込むことは難しい一方で、VFRにおける滞在期間は長期になる傾向が高いことが予想されるため、飲食やお土産、体験などのサービスに係る情報を提供することが観光消費額を伸ばしていく上での有効な手段であると考えられます。

今後も年次で当アンケート調査を実施し、結果の推移を分析することでディスカバー東広島が実施しているVFR促進企画の費用対効果の検証や企画のブラッシュアップを行っていきます。

またVFRを除くインバウンド戦略に係る宿泊促進による消費額向上も広島国際空港やせとうちDMO、観光連盟等と連携して実施していきます。

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