事業報告

留学生グループとの交流による賑わい創出

はじめに

VFR施策として市内在住の外国人の方々や団体との関係構築を進めるため、学生団体と市内直売所 福富物産しゃくなげ館と連携して、留学生の方々をメイン対象にした餅つきイベントを企画、実施しました。

福富物産しゃくなげ館とは

福富町の特産である「えごま」や自然農法によって育てられた野菜の販売、お餅や豆腐などの加工も手掛ける直売所になります。店内の食堂では体に優しい地産地消のメニューが提供されています。20228月にリニューアルされ、毎月第三日曜日にマルシェが開催されています。

留学生と日本人学生の交流を促進させることを目標に掲げる学生団体とディスカバー東広島でミーティングを行った際に「餅つきを留学生に体験してもらいたいが教えてくれる方や実施できる場所、道具の伝がない」という話が出ました。

そこで直売所で長年にわたって餅の加工、販売を行っている福富町にあるしゃくなげ館にディスカバー東広島から話しを持ち掛け、連携してイベントを実施することになりました。

東広島の特色を活かしたインバウンド施策(VFR)|アンケート調査編

イベント実施目的

 3者それぞれのイベント実施目的は以下となります。

・地域直売所にて毎月第三週日曜日に実施されるマルシェにて地域団体と連携してイベントを実施することで賑わいを創出する(しゃくなげ館)

・地域事業者との関係を構築することでキャンパス内では実現が難しかった企画を調整/実施し、イベントバリエーションを豊かにすることで国際交流を促進する(広島大学サークル/United Community)

・学生団体と連携して企画を実施することで留学生コミュニティーとの関係を構築し、今後のVFR施策を円滑に推進する (ディスカバー東広島)

初めて3者でオンラインミーティングしたのが20221229日で、実施予定日が翌年115日であったため、年末年始を挟んで学生団体が中心となり、それをしゃくなげ館がサポートしながら急ピッチで調整を進めていきました。

イベント内容

そして実際に実施した内容が以下となります。

・実 施 日:1月15日(日)11時半~14時
・参加者人数:約20名
・参 加 費:300円/人
・内   容:餅つき体験、試食等
・U R L:https://east-hiroshima.info/news/news/news_20221227

事前準備 そしてバスでしゃくなげ館へ

留学生などの参加者が多く生活している広島大学界隈からしゃくなげ館までは約25㎞、車でおおよそ35分程度の距離があります。

自家用車を持たない留学生も気軽に参加できるようにバスをチャーターすることになりました。バス代金や餅などの体験材料費は、まちづくりにつながる活動を補助する東広島市の「市民協働のまちづくり活動応援補助金」を活用しました。

イベント当日が雨の予報であったため、前日に学生団体の運営メンバーがしゃくなげ館を訪問し、テントの設営から現場の下見、餅つきを教えてくださる方への挨拶や打ち合わせを行いました。

 そのおかげでイベント当日、雨が少しぱらつく時間もありましたが、予定通り餅つき体験を進めることができました。

学生団体運営メンバーからはイベント終了後にしゃくなげ館に対して「来年も是非、よろしくお願いします!」との言葉もあり、普段キャンパス周辺で生活が完結してしまう学生にとって、日本文化を体験できるだけでなく地域に触れられる機会にもなりました。

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福富物産しゃくなげ館

サポートさせていただいた、スタッフも若い人たちと一緒にイベントができたことをすごく喜んでいました。今後も賑わいづくりに協力いただければと思います。

学生の行動力としゃくなげ館のサポートがあってこそ成功できたイベントだったと考えています。

おわりに

しゃくなげ館では毎月第3日曜日にマルシェを開催しており、その際に受入側の負担を減らし、且つ参加者の満足度を上げられるように、引き続き連携して企画を実施していくことで、賑わいを創出し持続可能な観光地域づくりを行っていけたらと考えています。

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