事業報告

自然体験型観光|春の田植えとアイガモ放鳥体験編(門藤農園)

アイガモ農法体験イベントが復活

東広島で化学肥料や農薬に依存しない自然の環境に合わせた米作りをされている門藤農園と連携して春の田植えとアイガモ放鳥体験を実施しました。

門藤農園では自然農法や食の大切さを知ってもらうため、市内外の子どもに長年、農業体験を提供されてきました。しかしコロナ禍や地域の小学校の統廃合もあり、2年の間、体験を提供できずにいました。

感染拡大に最大限配慮し、今年から農業体験を再開するためにディスカバー東広島が連携して少人数予約制として実施することになりました。

イベント実施目的

イベントの実施目的は、今まで長年にわたって門藤農園がおこなってきたとおり、
・米や食、農業の大切さを改めて考える機会の提供
・自然農法の認知度UP
となりました。

イベント内容とワンポイント

・開催日時:6月4日(土)10時~12時
・参加人数:6組22名(大人:10名、子ども:12名)
・参加費:1,000円/組
・イベント内容:
門藤農園の紹介、アイガモの雛との触れ合い、田植え体験&泥遊び、アイガモ放鳥

通年での体験

稲の生長を通じて、農業の大切さを感じ、考えてもらえるように田植え体験に参加した方を優先的に稲刈りにご案内することにしました。また体験者の方は、田植えから稲刈りの間も田んぼへ自由に訪問して、稲やアイガモ達の成長を観察してもらえるようにしました。

予めイベントの合間に余白を

普段は「汚れるからやめなさい!」と保護者の方に言われてしまいそうな泥遊びを子供たちに思いっきりしてもらい、また田んぼに住む生き物と触合い観察する時間を予めスケジュールに組み込みました。

アイガモの触れ合いと放鳥

放鳥するアイガモは少し成長して大きくなった子アイガモとなるため、触合いの際には孵化して10日ほどの雛とも触合ってもらえるようにしました。

畔でピクニック

「古き良き日本」の原風景を堪能できる段々畑での体験となったため、体験終了後は畔で持参したお弁当箱を広げて自由にピクニックとし、その後自由解散としました。

イベント体験の様子は「東広島観光おでかけナビ」で紹介しています。
https://east-hiroshima.info/odekake/odekake/odekake_20220620

アンケート調査と分析

アンケートの調査内容

(回答者数:5組 / 回答率83.3%)

流入経路

ディスカバーLINE:4件(80%)
事業者HP等:1件(20%)

イベント参加要因

アイガモ触合い:3件(60%)
田植え:2件(40%)

イベント満足度

総評、田植え、スタッフ対応、スケジュール、参加費で5段階評価中5ポイント
その他項目は4.8ポイント

アンケートからの分析結果等について

・「田植え」x「アイガモ触合い」という体験内容がディスカバーの顧客層のニーズと合致し、プロモーション後、即定員に達した。
・満枠後もキャンセル待ちの問合せが3件発生した。
・公式LINEの配信に係るクリック率は24%と平均値17.8%に比べ6.2ポイント高い結果となった。
・予約要因に「アイガモ」ではなく「田植え」と答える参加者も2件(40%)おり、アイガモ農法を取り入れている門藤農園以外の米農家と田植え体験を企画した場合も市場性のあるコンテンツと考えられる(仮説)※

イベントに係るプレスリリースも実施し、NHKと中国新聞から報道され、主催者とその活動を広く知っていただく機会となりました。
中国新聞:https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/172694

おわりに

ニーズ、満足度共に高いコンテンツとなったため、来シーズンは福富エリアにて進んでいる地域活性プロジェクトと連携して実施していければと思います。(参加者人数は、満足度を保ち、且つ当日のオペレーションが容易な20名程度で固定)
↓秋の収穫体験イベントの内容やフィードバック結果はこちら↓

自然体験型観光|秋の稲刈りとアイガモ触れ合い体験編(門藤農園)

※他団体が実施している稲刈り体験のプロモーション支援を行った際も、定員まで送客することができたことから、ディスカバー東広島の顧客群に対して田植えや稲刈り体験はニーズが高いことが伺えました。(2022年9月)

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