〜目次〜
はじめに
当ページでは、2024年に東広島市が実施した観光統計調査とディスカバー東広島が実施した観光実態調査(WEBアンケート・対面調査)の結果を人流GPSデータやインバウンドアンケート調査の補足データも活用しながらまとめています。
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調査結果
総観光消費額と総観光客数
総旅行消費額は県内消費の伸長により、前年比102%となったがアクションプラン目標数値の達成率は96%に留まる。観光客数の達成率96.2%、前年度比99.8%。
インバウンド消費単価は目標から4千円減となったが、全国的なインバウンド市場の盛り上がりや広島空港直行便の復便・増便などの影響もあり、外国人観光客数は昨年比160%に達したことにより、合計消費額も目標の111%で着地。
県外観光客は、中国地方「外」の遠方からの観光客割合が6.4%に留まっており、宿泊等を伴い消費単価が高い遠方からの集客の不足により、1人当たり消費額が目標の700円減となり、合計消費額の達成率は93%。
県内観光客は1人当たり消費額は、目標の145円UPとなったものの観光客数が92%となり、総旅行消費額の目標達成率は98%。観光客数の減少は、毎年多くの集客がある道の駅や商業施設の落ち込みが大きく影響。例年、東広島市の総旅行消費額の約7割をこの県内が占めており、単価は低いものの東広島の旅行消費を支えしていることが伺える。
※観光統計調査、実態調査、インバウンドアンケート調査より算出
認知度(WEBアンケート)
東広島市への主な観光スポットの認知率は、「西条酒蔵通り」が最も高く、「道の駅西条のん太の酒蔵」、「道の駅湖畔の里福富」が上位。
観光客年代別属性(人流GPSデータ)
男性40~50代の割合が高い傾向にあるが観測拠点に当属性利用率が高い拠点(ゴルフ場等)が複数含まれることに影響されており、市域全体としては押しなべて各世代で同程度の観光客が来訪している傾向にある。
同行者(WEBアンケート)
東広島市への主な同行者は、「夫婦」が3割と最も高い。世代別では、男性20~30代が「ひとりで」来訪する割合が高い。
宿泊者数(統計調査)と旅行形態(対面調査)
ビジネス利用ニーズにより、例年並みの高い稼働率を維持。外国人宿泊者は昨年から約3万人、82.2%増加。観光を目的とした宿泊者割合が低く、休日の稼働率は平日に比べ低い。
旅行形態は日帰りが8割以上。県外観光客は、約8割が宿泊しているが、東広島市に泊まっているのは約4割に留まる。調査地点別に見ると、西条酒蔵通りで東広島市に泊まっている割合が前年より増加。
来訪者満足度(対面調査)
約8割の来訪者が満足、約3割は大変満足と回答し、「満足度」は昨年から1.5ポイントUP。昨年、数値が下がった道の駅の「情報のわかりやすさ。入手しやすさ」に関する満足度が上昇し、全体数値を押し上げる結果となった。
リピーター率(WEBアンケート・対面調査)
全体の訪問経験は2割程度。県内在住者の訪問経験は約9割、県外在住者の訪問経験は2割。
訪問経験はリピーターが約8割。居住地別に見ると、県外在住者は初回訪問が約5割、県内在住者は新規の来訪者割合が4ポイントUP。調査地点別に見ると、西条酒蔵通りは約4割が初回訪問、西条のん太の酒蔵は「4回目以上」が大きく増加。
来訪意向(WEBアンケート)
訪れたい(ぜひ訪れたい+訪れたい)人は全体で2割。本調査対象者では全体で4割、県内在住者で5割、県外在住者で4割。
来訪理由(WEBアンケート)
東広島市への主な来訪理由は、「グルメが楽しめる」が最も高く、次いで「自然が良い」、「街歩きができる」などが上位。
観光実態調査手法と回答者属性
WEB調査
対面調査